[vol.8]メイク、ワタシ、プライム。
『ripple letter』は、私たちを取り巻くあらゆる“関係性”に触れるニュースレターです。
何気ない日々の出来事や話題から想像を膨らませて、人と人、人と地域、人と社会の繋がりを感じられるストーリーや考察をお届けします。
Side Story
メイク、ワタシ、プライム。
生きていると、まぁ想像もつかないような色々なことが経験できて、それこそが人生だと思っているのだが、今週は「ABEMA Prime」という番組に生出演したのでそのことを書こう。
教科書的なことで恐縮だが、おさらいすると、株式会社AbemaTVは、テレビ朝日とサイバーエージェントが主に出資してつくられた会社で、インターネットテレビ「ABEMA」を運営している。サイバーエージェントの藤田晋社長はABEMAについて「テレビの再発明」を目指していると語っている。余談だが、藤田社長はかつて女優の奥菜恵と結婚したことで「IT起業で成功すれば女優と結婚できる」と多くの若者に夢を与えたことでも知られる(その後、離婚)
ざっくり言うと、ABEMAは地上波の電波ではなく、インターネットなのにテレビ、テレビなのにインターネットというのがポイントだ。だから「放送」ではなく「配信」サービスになる。3月、選挙ドットコムの番組に出演し、YouTubeデビューしたばかりの自分が、4月にはABEMAに生出演するという流れに自分でもウケる(コンサルなのにどこを目指している?)
前置きが長すぎたが、ABEMA Primeは「変わる報道番組」というコピーを掲げていて、タレントが日替わりでMCを務め、時事問題を取り上げて若者にわかりやすく伝え、考えてもらう番組だ(と思う)
本番1時間前の午後8時に六本木のテレ朝に到着し、女性スタッフの案内で個室の楽屋に通されると、おいしそうなお弁当が置いてあったが、息つく暇もなくメイクさん2人がかりでメイクを施される。最近はメイクする男性が増えているというが、こんなかんじかぁ、頬に当たる筆がこしょばいなぁ…なんて思いながら目を開けると、綺麗になっている!(笑)ここからが本当のワタシ。
台本をもとに慌ただしく打ち合わせを済ませてギリギリ3分前にスタジオに滑り込んで着席。MCは、お笑い芸人のEXITさんのお二人、ゲストは脳科学者の茂木健一郎さん(とワタシ)。生放送の2時間(長っ!)で取り上げるニュースは3本。初出演の1本目は韓国の裁判所で判決が出た「慰安婦訴訟」(めちゃくちゃヘビー…)。韓国からリモート出演で日本語が堪能な弁護士さんとディスカッション(すごいところに来てしまったワタシ…)
「島さんどんどん入ってきてください!」というカンペを2回もADさんに掲げられながら、それでもなんとか慣れてきて、あっという間に2時間が終了。ちなみに取り上げたニュースの残り2本は「ユーチューバーゆたぼん不登校論争」「電子マネー借金 手軽さの一方で」だった。
スタッフさんたちに見送られながら、いただいたタクシー券を手に乗り込んで、帰宅。ビールをあおったら、疲れ切っていたのか、そのまま眠りこけてしまい、メイクを落とさないまま朝を迎えた(これを言ってみたかった)。クレンジングオイルなんか持っていなかったので、コンビニで購入して円を描くようにメイクを落として洗顔。鏡を見つめ、「すっぴんだ」とつぶやく(これもやってみたかった)
いやぁ、生きていると色々な経験ができるものですね。これからも来るもの拒まずでいこう、ワタシ。
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